マミフラワーデザイン展2017
受賞作品発表
5/25(木)~30(火)まで、松屋銀座8階イベントスクエアで開催しました創立55周年記念 マミフラワーデザイン展2017-色・Inspiration-
前期・中期・後期あわせ約300作品の中から見事受賞された作品を発表いたします。
【講評】
背景のイエローに作品のイエローを重ねることによって、色の効果を最大限にいかした作品といえます。白い器が不思議に宙に浮いた卵のように見えてくる、これも色のなせる業、作者の思惑がピタッとはまった作品です。
【講評】
ピンク色を中心に濃淡を巧みにデザインした作品です。器にも気を配り、植物の色味全体の配分が計算されていることも評価されました。作者の色に対する意識が完成度を上げています。
【講評】
作者が探究している素材を、グリーンの壁にデザインすることで、そのヘチマの特徴である透かし模様を十分にいかすことができています。壁面全体の使い方や素材の配置もバランスがよい作品です。
【講評】
紙ひもがまるで踊り出すかのような連動性のある動きが、素材を上手に作品にいかしています。オフホワイトならではの作品ですが、他の色の背景だったらどのように見えるかも見てみたい。
【講評】
あえてグリーンの色味の植物だけでデザインすることで、グリーンの壁面がいかされています。ユーカリのさまざまな部位をいかした立体的な造形の面白さが引き立っている作品です。
【講評】
線の美しさに魅きつけられる、思わずのぞき込みたくなるような作品です。異なる素材を編み込む手仕事の細かさを感じます。花くばりとしていかされた繊細なテクニックが評価されました。
【講評】
バルサという素材のいかし方が評価されました。さらに選んだ花が、ピンクを背景に映え、デザインに統一感をもたらしています。新人として、これからの可能性を感じさせる作品でした。
【講評】
青みがかった2色の板を立体的に配置することで、ピンクの背景を引き立たせるという絶妙な配色が評価されました。新人らしからぬ、完成度の高い作品です。
【講評】
奥行きがあり立体的で、ダイナミックな作品です。壺のかたちを分解してくり抜いたシートが面白いのですが、花の配置を工夫すると、さらによかったでしょう。イエローの背景にマッチし、吊りの作品であることがいかされています。
今回出品された作品は、月刊誌『フラワーデザインライフ』作品展特集号(8月号)にて全作品が掲載されます。
ぜひこの機会にお買い求めくださいませ。